豆腐の「栄養」と「効果」

□ カルシウム □ >>> [ 骨や歯の補強 ] [ ストレスの緩和 ]
成人の一日必要摂取量は、600mgとされています。しかし、ほとんどの人がその値にたっしていないのが現状です。カルシウムが不足しますとイライラしたり、骨がもろくなり骨粗鬆症になったりします。これを補う代表選手として挙げられるのは牛乳でしょう。ただ、植物性食品としては豆腐が1番です。しかもその含有量は、牛乳よりも多いのです。大豆は100g中に240mgに対し、牛乳は100g中に100mgしか入っていないのです。またその吸収率も高いのです。


□ コリン ・ レシチン □ >>> [ 記憶力増進 ] [ ボケ防止 ]
コリンは、通常の食事で摂取することができず、レシチンを多く含む食品をとることにより補充することができます。摂取されたレシチンが腸内で分解されてコリンとして独立します。レシチン自体、脳の情報伝達に関する神経細胞の材料でもあります。コリンは、アセチルコルンという情報伝達物質に変わり、記憶力・集中力の増進や脳の老化やボケ防止などに効果があるのです。


□ レシチン □ >>>  [ 脂肪代謝 ] [ 動脈硬化防止 ]
機能のひとつとして、強い乳化作用によって、血管に付着したコレステロールを溶かしたり、固まるのを防いで、血液の流れをよくします。レシチンは大豆に含まれるリン脂質の代表的なものです。


□ トリピシンインヒビター □ >>>  [ 糖尿病の治療 ] [ 糖尿病の予防 ]
最近、インシュリン非依存型糖尿病が増えているそうです。これには、食事療法が大切であり豆腐に含まれているトリプシンインヒビターがインシュリンの分泌を盛んにし、糖尿病の治療や防止に役立つのではないか、という研究がなされています。すなわち、タンパク質を消化する酵素の作用を抑えるのです。それにより血糖上昇も抑えられるのです。


□ イソフラボノイド □ >>> [ 女性ホルモン効果 ] [ 骨粗しょう症 ]
イソフラボニイドは、女性ホルモン(エストロゲン)と似た働きがあります。具体的に骨からカルシウムが溶け出しもろくなる骨粗鬆症の予防効果があります。50歳以上の女性に多く見られるため女性ホルモンの減少が原因ではないかと考えられています。豆腐を食べるということは、イソフラボノイドを補うことになり、骨が溶け出すのを抑制するということになります。


□ オリゴ糖 □ >>> [ 腸内の善玉菌増進 ] [ ビフィズス菌の増進 ]
オリゴ糖は、大腸菌の中で有用菌とされているビフィズス菌の栄養源とされています。この菌は、腸内の活性化や免疫力を向上させたり、大腸菌の老化、悪玉菌の増殖を抑える働きがあります。さなわち、オリゴ糖そのものの働きでなく、それを摂取するビフィズス菌の増減に影響してくるのです。


□ サボニン □ >>> [ 活性酵素の抑制 ] [ 生活習慣病の予防 ]


強い界面活性作用を持っています。これは、肝臓と血液中のコレステロールを低下させる働きがあり、脂肪の蓄積を防ぎ、老化のもととなる脂肪酸の酸化防止・活性酸素の作用の抑制に効果があるのです。


□ タンパク質 ・ リノール酸 □ >>> [ 血圧の抑制 ] [ コレスレロール抑制 ]


リノール酸は、不飽和脂肪酸の代表選手といえましょう。この不飽和脂肪酸は、コレステロールを減らしたり、神経や記憶への作用があります。また、体の中で構成することができないので食事によって摂取しなくてはいけない必須脂肪酸です。

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